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THE CHUBU SOCIETY FOR THE INDUSTRIAL HERITAGE

2024年(第41回)シンポジウム「日本の技術史をみる眼」のお知らせ
終了しました 

2024.10.28更新

愛知独自の“発酵食文化”を支えるものづくり

   地域の風土・歴史に根ざし、微生物の働きを借りてつくられる発酵食品・飲料・調味料は、美味しい上に健康・美容にもプラスと、国内外での人気が年々高まっています。とりわけ愛知には蔵や工場が集積し独自性が高いことも特徴です。例えば、生産量全国3位の醤油は、全生産量のうち 84%は濃口、12%が淡口ですが、全体の2.2%しかない溜(たまり)の7 割近くは愛知で生産しており、全体のたった0.8%の白醤油でも、その半分近くを愛知で生産しています(2018年)。全国3位の味噌は、米味噌が80%以上を占めますが、5%程度しかない豆味噌(その代表が八丁味噌)の約 75%が愛知産です。また、みりん蔵も県内に10 社近くあり、日本一といわれています。
   今回、中部産業遺産研究会では「食のものづくり」の中でも地域特性が際立つ「発酵」を取り上げて、産業遺産、技術史の観点から調査してきた成果の蓄積を発表します。また、愛知の発酵文化についても講演いただきます。パネルディスカッションでは、発酵食品づくりに携わっている方々が大切にされている伝統や次の革新への想いについて伺います。
 なお、これを機に、発酵食品づくり現場の視察会を他日に別途企画し、今後の継続的な調査研究の礎としたいです。

主催:中部産業遺産研究会、東海発酵文化研究会
共催:公益社団法人 日本観光振興協会 中部支部、名城大学、
         中部圏インバウンドセールスプロジェクト (CISP)
後援:愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・産業遺産学会
         日本産業技術史学会・一般社団法人 日本機械学会
         一般社団法人 中部産業連盟・公益財団法人 中部圏社会経済研究所
         一般社団法人 中部経済連合会・公益社団法人 日本技術士会中部本部
         名古屋工業大学ごきそ技術士会 ・一般社団法人 愛知県観光協会
         公益財団法人 名古屋観光コンベンションビューロー

シンポジウムのプログラムへ

リーフレットのダウンロード (2.3MB) 


◆日 時:2024年(令和6)年10月19日(土)午後1時~6時
◆会 場:名城大学 ナゴヤドーム前キャンパス 南館DS101
◆参加費:無料 ※交流会:会費5,000円予定。
     *交流会費はお申し込み後、以下口座に振り込みをお願いします
◆定 員:シンポジウム:250名(予定)
             *先着順。定員になり次第締め切らせていただきます
             *新型コロナウイルス感染防止の観点から定員を減らす場合があります。


お申し込み   以下の「お申し込み」より申し込みください。
                       (申し込みフォーム画面へ遷移します。)
                               お申し込み 
    ※申し込みは、郵送でも受け付けています。
          *郵送でのお申し込み先  〒470-0213 愛知県みよし市打越町九蔵釜93 加藤 真司 宛
          *申し込みハガキには、下記内容を記載(*は必須事項)してください。
                ①氏名
                ②区分 一般・中部産業遺産研究会会員・東海発酵文化研究会・
                     共催/後援団体関係者・学生 *
                ③所属(学生の場合は学校名)
                ④メールアドレスまたは電話番号 
                ⑤交流会参加希望 有・無 
      ・なお「CPD行事参加票」の必要な方はその旨をご記載ください。

       ※交流会費(5,000円)はお申し込み後、以下の口座に振り込みをお願いします。
              【郵便振替】口座名義:シンポジウム「日本の技術史をみる眼」
                         当座 口座番号:00880-2-83831


*申込に記載の個人情報は、当シンポジウムの運営及び緊急の連絡のみに使用します。
*勤務先等で複数お申し込みの場合は、全員の参加者名をご記入ください。
*「CPD行事参加票」はCPD制度を実施している学協会に所属の方で、必要とされる方に配布するものです。


「日本の技術史をみる眼」についてのお問い合わせ先 メールでのお問い合わせ
  担当:シンポジウム「日本の技術史をみる眼」担当幹事
(八田 健一郎)
    kenhatta@hm4.aitai.ne.jp   
    ※直接メールをする際は、@を@に変えてください。   


◇会場へのアクセスなど
     名城大学 ナゴヤドーム前キャンパス 名古屋市東区矢田南 4-102-9 名城大学ホームページ
         ◎JR中央本線・名鉄瀬戸線「大曽根」駅下車 徒歩約10分
         ◎地下鉄名城線 「ナゴヤドーム前矢田」駅下車2番出口 徒歩約3分
         ◎ゆとりーとライン「ナゴヤドーム前矢田」駅から徒歩約5分



◆プログラム

  12:00  シンポジウム受付開始
  13:00  開会

  13:10〜15:00
  講 演
中部産業遺産研究会からの発表
「“発酵”をテーマとした産業遺産の研究」
講師 天野武弘(会員)
基調講演「日本食を支えてきた愛知の発酵文化の卓越性と多様性」 講師 加藤雅士 (名城大学農学部教授、東海発酵文化研究会代表理事)
                                                                                                                       敬称略
  15:10〜16:40   
  パネルディスカッション「〜愛知の発酵食文化の担い手達が語る!〜発酵ものづくりの伝統と革新』
パネリスト 
 伊東 優 (伊東家九代目、伊東株式会社 代表取締役)
 野村健治 (カクキュー 企画室長兼品質管理部長)
 蜷川泰輔(日東醸造株式会社 取締役)
 角谷文子(株式会社角谷文治郎商店 マネージャー)
 加藤雅士、天野武弘
ファシリテーター
 赤崎真紀子(会員)
                                                                                                                       敬称略
         
  17:00〜17:50
  第2部 発酵食の「味比べ」 
    実際の味わいを見てください。八丁味噌2蔵、白しょうゆ3蔵を味見いただける予定。

  17:50 閉会挨拶

  18:00〜20:00
  交流会 キャンパス内レストラン「M PATIO」 発酵食品とともに交流しましょう
 

これまでの「技術史をみる眼」

第40回(2023年)技術史のおもしろさ再発見
第39回(2022年)活かそう身近な産業遺産〜先人の挑戦をひもとき未来に活かす〜
第38回(2020年)服部長七と人造石工法-産業近代化の基礎づくりを担った土木技術-
第37回(2019年)日本の自動車120年と刈谷から歩んだ豊田喜一郎のクルマづくり
第36回(2018年)名古屋テレビ塔の新たな旅立ち-ランドマークとしてのこれまでとこれから
第35回(2017年)ものづくりとデザイン-産業の近代化とデザインの歩み-
第34回(2016年)稼働遺産とその活用-新たな展開を求めて-
第33回(2015年)博物館における動態保存のあり方
第21回(2003年)~第32回(2014年)
第1回案内ちらし(1982年)