2019.2.23更新
日本の道を自動車が初めて走ったのは、世界的にもまだ珍しかった19世紀末です。それから約120年です。そして、1908年に大量生産されたT型フォードが登場し、米国では大衆化が進みました。1923年の関東大震災では復興に自動車が活躍し、米国車の利用が拡大しました。一方、欧米に劣らない織機開発で実績を上げた父佐吉の想いも受け、自分たちの手で自動車事業を起こそうと豊田喜一郎は志しました。1935年5月当時豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)自動車部にて米国大衆乗用車を参考に、自力で試作1号車(A1型)を完成させました。その試作工場(現愛知製鋼株式会社刈谷工場内)が、2018年3月に国の登録有形文化財になりました。また2018年7月には、豊田喜一郎の米国自動車殿堂入りが発表されました。彼は、日本の多くの人に乗用車を提供し暮らしを豊かにしたいと考えました。しかし、歴史の流れに翻弄され本格的な大衆乗用車量産はフォードに遅れること約50年の戦後です。これらの記念すべき時機をとらえ、自動車と豊田喜一郎のクルマづくりにつながる歴史をひもとき、再発見や気づきを得たいと思います。
主催:中部産業遺産研究会
共催:トヨタ産業技術記念館
後援:愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・産業考古学会・日本産業技術史学会
一般社団法人 日本機械学会・一般社団法人 中部産業連盟
公益財団法人 中部圏社会経済研究所・ 一般社団法人 中部経済連合会
公益社団法人 日本技術士会中部本部・名古屋工業大学ごきそ技術士会
*シンポジウムの参加費および懇親会費は、お申し込み後、お振り込みをお願いします。
(当日受付でも支払い可能)(自動車館ガイドツアー参加の場合の入場料をのぞく。)
※振込先【郵便振替】
口座番号:00880-2-83831
口座名称:シンポジウム「日本の技術史をみる眼」
*個人での振込は申込者の名前でお願いします。
◆自動車館特別ガイドツアー:シンポジウム当日の午前10時半~11時半
*自動車館特別ガイドツアー参加の場合、別途団体入場料(400円)が必要です。
シンポジウム実行委員がご案内しますので、参加者は現金をご用意の上、「環状織機前」 に集合ください。
◆定 員: 自動車館特別ガイドツアー:40名
シンポジウム:100名
懇 親 会:30名
*先着順。定員になり次第締め切らせていただきます。
◆ お申し込み 下記の内容を記載し、メールまたは郵送でお申し込みください。
①氏名・フリガナ
②区分 一般・中部産業遺産研究会会員・学生
③電話番号
④メールアドレス
⑤所属(学生の場合は学校名)
⑥「自動車館ガイドツアー」への参加・不参加
⑦「懇親会」への参加・不参加
・なお「CPD行事参加票」の必要な方はその旨をご記載ください。
◎メールでのお申し込み
クリックするとメールソフトが開きます。
担当:シンポジウム「日本の技術史をみる眼」受付(潮田・加藤)
◎郵送でのお申し込み先
〒470-0213 愛知県みよし市打越町九蔵釜93 加藤 真司 宛
*参加券は発行しません。定員超過などによるお断りがなければ、当日受付までお越しください。
*申込書に記載の個人情報は、当シンポジウムの運営及び緊急の連絡のみに使用します。
*勤務先等で複数お申し込みの場合は、全員の参加者名をご記入ください。
*「CPD行事参加票」はCPD制度を実施している学協会に所属の方で、必要とされる方に配布するものです。
「日本の技術史をみる眼」についてのお問い合わせ先
担当:シンポジウム「日本の技術史をみる眼」担当幹事(八田 健一郎)
kenhattahm4.aitai.ne.jp
※直接メールをする際は、を@に変えてください。
◇会場へのアクセスなど
名古屋市西区則武新町4丁目1番35号 トヨタ産業技術記念館のホームページ
12:00 シンポジウム受付開始
13:00 開会
13:10〜
基調講演「日本の自動車120年~その歩みと豊田喜一郎」 | 講師 鈴木 一義(国立科学博物館 産業技術史資料情報センター センター長) |
講 演「自動車事業へのチャレンジ ~栄生から刈谷、そして拳母へ~ 」 | 講師 飯島 修 (トヨタ産業技術記念館 館長) |