2021.1.10更新
※コロナ感染状況により、開催時間や講演会の定員が変更になる場合がございます。
※講演会の一部講演が中止となり、終了予定時刻が4時半から4時に変更となりました。
(11月18日変更)
名古屋市を中心とする東海地域は、戦前は陶磁器や繊維産業、戦後は自動車産業が発達し、わが国ものづくりの中心地の 1 つとなった。これは、豊かな自然、本土の中央に位置し交通の便に恵まれていたこととともに、新しい事業に果敢に挑戦し、産業の革新をはかってきた人的な要素も見落とすことができません。中部産業遺産研究会はほぼ毎年パネル展を行ってまいりました。第 16 回目となる 2020 年度のパネル展では、コロナ感染対策のため、例年とは異なる様式となりますが、前回に続いて中部の産業発展に尽くした産業人・技術者など革新的な人物に焦点を当て、事業の創設・発展に取り組んだ特徴について探ります。
主催:中部産業遺産研究会
共催:公益財団法人 名古屋まちづくり公社 名古屋都市センター
後援:名古屋市、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会
リーフレットの内容を変更しました。(2020.11.20変更)
◆ 会 期:2020(令和2)年11月3日(火・祝)~11月29日(日)
休館日: 11月9日(月)・16日(月)・24 日(火)
◆ 開催時間:10:00~18:00(土曜日・日曜日・祝日は17:00まで)
ただし、初日(11/3)は13:00開始、最終日(11/29)は14:00終了
◆ 観覧料:無料
◆ 会 場:名古屋都市センター(金山南ビル内) 11階「まちづくり広場・企画展示コーナー」
※金山南ビルは、金山総合駅南口を出て右手の複合高層ビルです。
◇会場へのアクセスなど(問い合わせ先)
名古屋市中区金山町1丁目1番1号 金山南ビル内 名古屋都市センター
名古屋都市センターホームページ
◆展示(パネル)内容 ※内容は変更になる場合があります。
表の中の青色のものはパネルの内容を見ることができます。
Ⅰものづくりの革新実業家
Ⅱものづくり技術の革新者
Ⅲものづくり基盤の革新者
氏名 | タイトル | サブタイトル | |
Ⅰものづくりの革新実業家 | |||
1 | 都築弥厚 | 私財を投じた大用水計画 | 豊かな碧海大地を夢見た男 |
2 | 伊藤次郎左衛門祐民 | 一切誠実を旨とし万事華客の御便宜を相計り | いとう呉服店からデパートメントストアへ |
3 | 稲葉三右衛門 | 四日市発展の慧眼の士 | 四日市港を築いた廻船問屋 |
4 | 森村市左衛門 | 私利私欲を捨て独立自営に当たる | 森村グループの礎を築いた日本陶器の設立 |
5 | 大倉孫兵衛 | 良きが上にも良きものをつくる | 日本陶器、大倉陶園の設立に参画 |
6 | 十世伊藤伝七 | 糸と技術の心を紡ぐ | 東洋一の大紡績会社を築く |
7 | 山田才吉 | 名古屋財界の鬼才と唱われた不屈の男 | 愛知県初の缶詰工場をつくる |
8 | 武藤助右衛門 | 熱意を以て寝食を忘れて尽力 | 中濃地域に電気を初めて導入した事業家 |
9 | 下出民義 | 真面目が肝要 | 中部財界を影で支えた重鎮 |
10 | 五代中埜又左衛門 | 堅実守成の人 | 酢醸造法の近代化を推進 |
11 | 青木鎌太郎 | 事業経営には「運、根、勘」が必要 | 中京工業界の機関車役 |
12 | 松永安左エ門 | 生きているうちに鬼と云われても死んで仏となりて返さん | 電力民営9電力体制の実現 |
13 | 貝塚栄之助 | 桑名の名望家の責務を担って | 初代桑名市長は電気技術者? |
14 | 下出義雄 | 裸の心を持つ人 | 実業界と教育界に新しい風を吹き込む |
15 | 山崎定吉 | 工作機械に挑み続けた技術者 | 町工場から世界の工作機械メーカーへ |
16 | 後藤十次郎 | 堅実経営と節約の徹底を旨として | 「世界のマキタ」を基礎から築く |
17 | 井上五郎 | 私は日本のエネルギー問題を扱いたい | 電力安定供給を策した中部電力初代社長 |
18 | 藍川清成 | 社長自ら範を示して規律を厳守する | 東西連絡線を完成させた名古屋鉄道? |
Ⅱものづくり技術の革新者 | |||
1 | 石坂周造 | 大ニ国家ノ益ヲ起シ、大ニ公共ノ利ヲ開カム | 太平洋岸唯一の油田・相良油田を開発 |
2 | 服部俊一 | 神に仕え、信義に厚く | 紡績界を牽引した機械技術者 |
3 | 森田吾郎 | 天賦の音楽の才能と手先の器用さ | 大正琴の生みの親 |
4 | 今西卓 | 高潔なる人格、卓越せる見識 | 革新のナイヤガラ式発電所 |
5 | 江副孫右衛門 | 1個の不良品もだすな! | 点火プラグ国産化への挑戦 |
6 | 川崎舎恒三 | 名古屋で三人目の工学博士 | 電気製鋼技術の進歩に尽くした恪勤精励の技術者 |
7 | 鈴木道雄 | すべてを忘れて仕事をした人 | 独創のサロン織機の開発 |
8 | 田淵寿郎 | 計画はできても実行しなければ意味がない | 戦後名古屋の復興計画の牽引者 |
9 | 内藤正一 | 技術者のプライドは高く | ブランドネームに翻弄されたキャブトン |
10 | 高柳健次郎 | 善悪・正邪を検証する科学的な鏡がほしい | テレビジョン技術の父 |
11 | 川真田和汪 | オートバイを浮かせ! | 自動車・バイクの独創的エンジニア |
12 | 堀越二郎 | 綿密で粘りこくて緻密な男 | 世界水準から抜きんでた航空機の開発 |
13 | 梅原半二 | 技術無き工学は空虚、工学無き技術は盲目 | 品質のトヨタの基礎を築く |
14 | 土井武夫 | やってみなさい、失敗してもいいんだよ | 名物教授は名機「飛燕」の設計者 |
15 | 本田宗一郎 | 技術の世界、ごまかしは許されない | 世界のホンダの礎を築く |
16 | 晝間輝夫 | これをしっている、できるのはおれだけだ | 2人のノーベル賞受賞者を支えた技術力 |
Ⅲ ものづくり基盤の革新者 | |||
1 | 大岩勇夫 | 一誠一貫、名古屋市政のため | モダンな国際都市建設を目指した名市長 |
2 | 榊米一郎 | 大きいことはいいことだ 超高圧電子顕微鏡 | 豊橋科学技術大学初代学長は電顕屋だった |
一部の講演が中止となり、終了予定時刻が4時半から4時に変更となりました。
(11月18日変更)
◆ 日 時:2020(令和2)年11月21日(土)午後1時~4時(受付開始 12時半)
◆ 会 場:名古屋都市センター(上記参照) 11階ホール
◆ 聴講料:無料
◆ 定 員:30名(事前予約制・先着順)聴講には事前の申し込みと聴講許可証が必要です。申込書を受理してから、定員に余裕のある場合に 聴講許可証を発行し、連絡先にメールいたしますので、申込者はこれを
印刷して当日会場にお持ちください。
◆「講演会」の事前申し込み /「パネル展と講演会」のお問い合わせ
担当:パネル展担当幹事(藤田秀紀)centerhubgc5.so-net.ne.jp
※直接メールをする際は、を@に変えてください。
講演「明治の初めに名古屋と四日市で~山田才吉、稲葉三右衛門の偉業~ 」 | 大橋公雄(会員) |
講演「世界に響く中部の楽器作り~山葉寅楠、鈴木政吉、森田吾郎の生涯と功績~ 」 | 寺沢安正(会員) |
講演「井上五郎と後藤十次郎 業績と人生訓 」 | 藤田秀紀(会員) |
講演「梅原半二の生涯~トヨタ二人目の学卒入社者の功績と思想~ 」 | 八田健一郎(会員) |
講演「榊米一郎豊橋技科大初代学長と超高圧電子顕微鏡 」 | 黒田光太郎(会員) |