2015.2.11更新
名古屋の産業は欧米の先進的技術を積極的に取り入れながら発展し、街の近代化を推し進めてきました。10回目となる今回のパネル展は、昨年に引続き、国際化という視点から近代名古屋を捉え、戦前から海外との多様な関わりのなかで発展した名古屋地域の姿を、ものづくりの面と街づくりの面から捉えるとともに、特に東アジア地域との関わりに注目しながら紹介します。また、会期中の11月16日(日)には池田誠一氏(NPO白壁アカデミア世話人)の特別講演と会員による報告を開催し、合わせて中部産業遺産研究会の定例研究会を公開いたします。
主催:中部産業遺産研究会
共催:(公財)名古屋まちづくり公社名古屋都市センター
後援:名古屋市、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会
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「パネル展と講演会」についてのお問い合わせ先
担当:パネル展担当幹事(大橋 公雄)ohashi05ai.wakwak.com
※直接メールをする際は、を@に変えてください。
●一部のパネル(タイトルが青文字のもの)は内容をご覧になることができます。クリックしてご覧ください。
(実際のパネルとは一部内容が異なる部分があります。)
1 名古屋の国際都市化と大岩勇夫市長 |
2 外国貿易の振興 |
(海外実務員制度、海外見本市、名古屋市立商品紹介所、貿易斡旋所) |
3 国際都市化への起爆剤~名古屋汎太平洋平和博覧会~ |
4 国際都市にふさわしい街づくり~博覧会に併せて都市インフラの整備Ⅰ~ |
(名古屋駅の移転、桜通りの建設、名古屋土地区画整理) |
5 国際都市にふさわしい街づくり~博覧会に併せて都市インフラの整備Ⅱ~ |
(東山公園の整備、名古屋観光ホテルの建設) |
6 国際都市にふさわしい街づくり~博覧会に併せて都市インフラの整備Ⅲ~ |
(国際飛行場の建設) |
7 ハイカラ文化をもたらした明治屋 |
8 名古屋の都市計画を創った石川栄耀(R.アンウイン(英国都市計画化)の助言) |
1 エジソンの助言を受けてスタートした名古屋電灯 |
~名古屋電灯の設立に貢献した丹羽精五郎と甥の正道~ |
2 大井ダム建設のための民間としてわが国初の外債発行 |
3 豊田自動織機の特許と「豊田・プラット協定」の締結 |
4 米国進出から始まったノリタケの海外貿易 |
5 ドイツ製機械を導入して始まった日本陶器の白色硬質磁器 |
6 電機製鋼技術を指導したヴィルチェック |
7 ミシンの国産化の歩み |
8 安井兄弟、ミシンの国産化に成功~シンガーミシンを目標にして~ |
9 碍子の破片から始まった国産碍子の製造~日本碍子株式会社の誕生~ |
10 「お化け」飛行機木曽川を遡る~九二式重爆撃機輸送秘話~ |
1 名古屋で客死した汪兆銘(おうちょうめい) |
2 汪兆銘の入院(1)~汪兆銘の梅~ |
3 汪兆銘の入院(2)~梅号作戦・防空壕構築~ |
4 日本とタイの架け橋 釈尊護真骨のある日泰寺 |
5 タイ領事館であった旧加藤商会ビル |
6 名古屋を作った台湾総督府人脈(1)ー水野遵、大島久万次、太田政弘ー |
7 名古屋を作った台湾総督府人脈(2)ー宮尾舜次、志水直、加藤重三郎ー |
8 名古屋を作った台湾総督府人脈(3)ー川崎卓合、田坂千助、佐藤正俊ー |
9 中部配電のビルマ電気事業と朝鮮電気事業に関わった佐久間権次郎 |
10 名古屋にいたドイツ兵俘虜(1)~朝鮮で農場開拓~ |
11 名古屋にいたドイツ兵俘虜(2)~北海道開拓を企画~ |
12 名古屋にいたドイツ兵俘虜(3)~蘭谷の地に大規模農場開拓~ |
13 名古屋にいたドイツ兵俘虜(4)~蘭谷農場の成果と評価~ |
14 ヨーロッパへの架け橋~対欧無線通信の名古屋電信局開局~ |
15 依佐美送信所~世界最大出力の通信設備~ |
16 海蔵受信所(四日市受信所)~欧州諸国からの長波・短波を受信~ |
特別講演「名古屋・三大博覧会の意味するもの」 | 講師 池田 誠一 氏 (NPO白壁アカデミア世話人) |
70分 |
報告「戦前名古屋の国際都市づくり」 | 真野 素行 (中部産業遺産研究会会員) |
30分 |
報告「ヨーロッパとの無線通信事業」 | 石田 正治 (中部産業遺産研究会会員) |
30分 |
研究報告「木曽川上流改修工事(大正改修)関連の近代的地形図の復元」馬場 慎一 |
研究報告「大学生のものづくり体験学習 たたら製鉄・ガラス製造・ピザ窯構築・蒸気ボイラー」 水野信太郎 |
調査報告、保存問題、シンポジウムの開催など |